ウソ?ホント?吹き抜けのデメリットを高気密高断熱で解決!

吹き抜けのある空間は、開放感があってとても魅力的ですが、住宅で吹き抜けを設けた場合、暑い、寒い、音が響く(騒音)などのデメリットがあると耳にすることもあります。
では、吹き抜けのある家が全て同じかというと、そうではありません。
高気密高断熱住宅なら、吹き抜けのデメリットを解決して、メリットを最大限に活かすこともできます。

そこで今回は、高機密高断熱住宅の吹き抜けについて、詳しく解説していきます。
憧れの吹き抜けのある家を建てたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

一般的な吹き抜けのデメリット

最近では、注文住宅だけでなく一般的な建売住宅でも「吹き抜け」を採用するケースが増えています。
ここでは、そんな一般住宅に吹き抜けを設けた場合のデメリットについて見ていきましょう。

冷暖房の効率が下がる

どんな空間でも、温かい空気は上の方に溜まって、冷たい空気は足元に溜まります。普通の部屋に比べて天井の高い吹き抜け空間では、この現象による温度差が激しくなるのは当然です。
さらに断熱性能が低いといわれている日本の一般住宅では、外気の影響も受けやすく、夏は冷房をしても冷えにくく、冬は暖房をしても温まりにくいといった現象が起こってしまいます。
吹き抜けに、シーリングファンが設置されることが多いのはこのためで、空気を撹拌しているのです。

音が響きやすくニオイも広がりやすい

天井が高くなる吹き抜けでは、音が反響しやすくなります。
そのため、下の階の音が上のフロアに響きやすかったり、その逆も起こります。
吹き抜けの多くは人の集まるリビングルームに設置するため、上階に寝室や子供部屋がある住宅の場合、音の響きや騒音を感じられることもあります。

また、音と同じように、ニオイも上に広がっていきます
キッチンの換気扇で排出しきれなかったニオイが、吹き抜けを通して上の階の部屋に届く場合もあります。

床面積が狭くなり間取りに影響する

そもそも「吹き抜け」とは、建物の内部で天井を取り払い、上下階をひと続きにした空間です。
吹き抜けを採用することで、当然ながら床面積は減りますし、これによって間取りや収納スペースの確保に制約が出てきます。

窓や照明のメンテナンスが大変

吹き抜けの天井付近に設置された照明の電球交換やシーリングファンの掃除、また高窓の掃除は簡単ではありません。
高い場所での作業は危険が伴いますが、その都度専門業者に依頼するとなると手間もコストもかかります。

高気密高断熱で吹き抜けのデメリットを解消

吹き抜けのデメリットで、最も気になるのが冷暖房効率の問題です。
せっかくの心地よい空間でも、冬は寒くて夏は暑いのでは快適とは言えません。
そこで、必要になってくるのが気密性能と断熱性能です。

気密性と断熱性が低い住宅では、外気の影響を受けやすく冷暖房でコントロールした空気も外に逃してしまいます。
その点、極限まで家の隙間を無くして気密性・断熱性能を高めた「高気密高断熱住宅」なら、家全体が魔法瓶のような状態になっているので、外気温の影響を受けず、冷暖房でコントロールした空気を外へ逃がすこともありません。

高気密高断熱の家 Com.ieでは内断熱材と外断熱材の間に気密バリアをつくることで高い気密性を実現。Com.ie(G3グレード)では、 C値(相当すき間面積)の新築推奨値を0.35㎠×㎡に設定しています。

つまり高気密高断熱であれば、吹き抜けのある空間でも、効率良く冷暖房を行うことができるのです。
またCom.ie(コムイエ)のように天井や外壁にも断熱材がしっかり入った高気密高断熱住宅では、内壁が外気の影響を受けないため結露が発生せず、吹き抜けなどの掃除のしにくい高窓や壁にカビが生える心配もありません。

「Com.ie(コムイエ)」の吹き抜けが快適な理由

創建社のCom.ieは、断熱住宅の最新基準である「HEAT20」において、室温が常時20°Cを下回らない住宅にのみ与えられる「G3」という最高基準の高断熱性が認められた住宅です。
年間を通して、3〜4月/10〜11月頃の気温と同等の室温を保つことが可能です。
また第一種熱交換換気システムを採用することで冷暖房効率を最大限に引き出しています。
もちろん吹き抜けのあるプランでも同じで、実際に吹き抜け部分の上と下で温度を測ってみても、ほとんど差がない状態を保っています。

またCom.ieで吹き抜けを設ける場合には、音の反響に配慮して、騒音の影響を受けにくい間取りをご提案しています。
ニオイの問題も同様で、換気システムや使用する壁材の性能などにより、吹き抜けのあるなしに関わらず、室内に生活臭が滞留することのない仕様です。

間取りの問題(床面積への影響)は、住む方の感じ方で個人差がありますが、
Com.ieが目指しているのは「優雅な暮らし」です。
全体的なバランスの中で、2階リビングで小屋裏を活用するなど、吹き抜けを上手に取り入れたプランをお勧めしています。

メンテナンスも、可動式のシーリングライトを採用するなど、実際に吹き抜けのあるCom.ieに住む代表の小泉が、実体験で感じた問題を解消するプランをご提案しています。

▶ Com.ie(コムイエ)の詳しい工法を知りたい方は「仕様と工法」をご覧ください。

吹き抜けのある施工事例

創建社では、これまでに数多くの「吹抜けのある家」を施工してきました。
その一部をご紹介します。

吹き抜けからの陽光が心地いい、高気密高断熱を極めた家

スタイリッシュかつ大胆な解放感あふれる空間設計の家

窓が少なくても明るく快適なHEAT20 G3グレードの家

「こんなにいいところに住んでいていいのかしら」

 

高気密高断熱住宅で実現!吹き抜けのある優雅な暮らし

吹き抜けは、単なる空間の広がり以上に、日常の暮らしに変化を与えます。
高い天井を見上げるとそこに梁が見えたり、間接照明の柔らかな光が部屋を包んでいたり、そんな異空間を創り出すのが吹き抜けです。
異空間を設けることで、居ながらにして非日常を体感できる、そういう視覚的な部分でも優雅さを感じる工夫が、住まいには大切だとCom.ieは考えています。

1年中快適な室温の高気密高断熱住宅Com.ieが創る吹き抜けは、心も体も優雅になれる空間です。
もっと具体的に話を聞きたい、資料が見たいという方は、フォームからお問い合わせください。
お電話(045-593-1883)でのご相談も受け付けております。

創建社 代表取締役/一級建築士
小泉 充司

自宅の建て替えをきっかけに、自社オリジナルブランドの高気密高断熱住宅 Com.ie(コムイエ)を開発。自分自身がG3クラスの家に暮らすことで、その住み心地に絶対的な自信を持っています。住んでいるからこそわかる、高気密高断熱住宅の良い面も悪い面も正直にお伝えします。

 

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